![]() Friction structure for damper discs
专利摘要:
公开号:WO1988010375A1 申请号:PCT/JP1988/000562 申请日:1988-06-10 公开日:1988-12-29 发明作者:Hiroshi Takeuchi;Yoshinari Yoshimura 申请人:Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho; IPC主号:F16F15-00
专利说明:
[0001] 明細書 [0002] ダンパーディスクの摩擦装置 [0003] 技術分野 [0004] 本考案は自動車用クラツチのクラッチディスク等として使用される ダンパーディスクに関し、 特に、 2種類の摩擦機構を備えたダンパー ディスクを対象としている。 [0005] 背景技術 [0006] 本件出願人による実願昭 5 9— 2 0 0 7 5 4号 (実開昭 6 1 - 1 1 4 1 3 0号) には上記型式のダンパーディスクが記載されている。 上 記出願に記載の構造では、 入力部材である 1対のサイ ドブレートが出 カ部材であるハブのフランジの両側に配置してあり、 両者間に第 1の 摩擦機構が配置されている。 各サイ ドプレー トのハブフランジと反対 の側にはサブプレー卜が配置してあり、 各サブプレー トとサイ ドブレ 一トの間に第 2の摩擦機構が配置してある。 又、 この構造では、 捩り 動作、 すなわちトルク伝達時のサイ ドプレートとフランジとの相対的 な回転動作において、 捩り角が小さい時に、 第 1摩擦機構の表面に滑 りが生じ、 それにより小さい摩擦力が発生し、 捩り角が大きい時は、 第 2摩擦機構の表面に滑りが生じ、 それにより大きい摩擦力が発生す るようになっている。 [0007] このように捩り角度に応じて摩擦力、 すなわちヒステリシストルク が変化するように構成すると、 伝達トルクの領域全体 (捩り角度領域 全体) にわたつてトルク振動を効果的に吸収することができる。 [0008] ところが、 上記従来の構造では、 ディスクの軸方向に延びるスタツ ドビンにより 1対のサブプレートを連結し、 それにより、 第 2の摩擦 機構に対する圧縮力を大きく設定している。 又、 1対のサイ ドブレー トはサブピンにより互いに接近しないように支持されており、 それに より、 第 2の摩擦機構に及ぼされた摩擦力がサイドブレートを介して 第 1の摩擦機構に直接的に及ぼされることを防止し、 第 1摩擦機構の 摩擦力を小さく維持するように構成されている。 [0009] 従ってこの構造では、 スタッ ドビンの他に複数のサブピンが必要で あり、 又、 サブピンの装着又は揷通を行うための孔をサイ ドブレート やフランジ及び第 1の摩擦機構に形成する必要がある。 そのために、 構造が複雑化し、 製造行程も複雑になる。 [0010] 発明の開示 [0011] 上記問題を解決するために、 本考案は、 出力部材であるハブフラン ジの両側に入力部材である 1対の環状サイ ドプレートを配置し、 サイ ドブレートとフランジとを円周方向に連結するスプリングをサイ ドプ レートとフランジの窓孔に配置し、 各サイ ドプレートに対してフラン ジと反対側に環状のサブプレートを配置し、 上記窓孔よりも内周側に おいて、 各サイ ドプレートとフランジとの間に第 1の摩擦機構を配置 し、 各サイ ドブレートとそれに隣接するサブプレートとの間に第 2の 摩擦機構を配置し、 両サブプレートをスタツドビンにより互いに軸方 向に固定し、 ハブフランジとサブプレー卜との所定角度以上の捩り動 作を阻止するストツバ機構を設け、 サイ ドプレートとサブプレートの 相対回転により第 2の摩擦機構に生じる摩擦力を、 サイ ドプレートと フランジとの相対回転により第 1の摩擦機構に生じる摩擦力よりも大 きく設定し、 一方のサイ ドブレートの上記窓孔の半径方向内側の縁部 に、 他方のサイ ドプレート側へ軸方向に延びる折曲部を設け、 該折曲 部をフランジの上記窓孔を通過させて上記他方のサイ ドブレー卜に軸 方向に当接させたことを特徴としている。 [0012] 上記構成によると、 サイ ドブレートがフランジに対して所定角度以 内の角度で捩れる間は、 第 1の摩擦機構の表面に小さい摩擦力が生じ る。 サイ ドプレートがフランジに対して上記所定角度を越えて捩れる 場合には、 第 2の摩擦機構の表面に大きい摩擦力が生じる。 [0013] 上記動作において、 スタツ ドビンの連結による軸方向の力が、 サイ ドブレー 卜に対してフランジ側へ及ぼされる力 <、 両サイ ドブレートは、 折曲部により相対的に接近しない状態で連結されているので、 上記ス タッ ドビンからの力がサイ ドブレートを介して第 1の摩擦機構に直接 的に及ぼされることはない。 従って、 第 1の摩擦機構の圧接力及びそ れによる摩擦力は小さく維持される。 [0014] 図面の簡単な説明 [0015] 第 1図は実施例の断面図である。 [0016] 発明を実施するための形態 [0017] 断面略図である図面において、 出力軸 1 (中心線のみ図示) に連結 するハブ 2は外周面に環状フランジ 3を備えている。 フランジ 3の両 側には 1対の環状サイ ドブレート 5が配置してある。 一方のサイ ドプ レート 5の外周部にはクッショニングプレート 6を介して摩擦フュー シング 7が取り付けてある。 両サイ ドプレート 5の外周部は円周方向 に間隔を隔てて配置した複数のストップピン 8 ( 1本のみ図示) によ り互いに固定されている。 ストップピン 8はフランジ 3の外周縁部に 設けた切り欠き 9を通過している。 [0018] フランジ 3とサイ ドプレー ト 5は複数のスプリング機構 1 0 ( 1個 のみ図示) により円周方向に連結ざれている。 複数のスプリング機構 1 0は円周方向に間隔を隔てて配置されており、 それぞれ、 図示の実 施例では、 同心に配置された 1対の小径及び大径の圧縮コィルスプリ ングで構成されている。 フランジ 3及びサイ ドプレート 5には各スプ リング機構 1 0を収容する窓孔 1 1、 1 2が設けてある。 [0019] 上記構成では、 プレツシャプレート (図示せず) により摩擦フエ一 シング 7をエンジンのフライホイール (図示せず) に押し付けること により、 エンジンのトルクが摩擦フエーシング 7からサイ ドプレート 5及びスプリング機構 1 0を介してフランジ 3に伝わり、 フランジ 3 からハブ 2を介して出力軸 1に伝わる。 この動作では、 伝達トルクに 対応する力でスプリング機構 1 0が圧縮されるのでサイドブレート 5 がフランジ 3に対して捩れ、 その捩れ動作、 すなわちスプリング機構 1 0の弾性変形により トルク振動が吸収される。 又、 揆り角が所定の 最大値となると、 ストップピン 8が切り欠き 9の緣に当接し、 それ以 上の捩れは阻止される。 [0020] 上記窓孔 1 1、 1 2よりも半径方向内側において、 各サイ ドブレ— ト 5とフランジ 3の間には第 1摩擦機構 1 5が設けてある。 又、 各サ イ ドプレート 5に対してフランジ 3と反対の側には環状のサブプレ一 ト 1 6が設けてあり、 各サブプレート 1 6とサイ ドブレート 5の間に は第 2摩擦機構 1 7が設けてある。 第 1摩擦機構 1 5は環状のヮッシ ャ 2 0又は 2 1で形成されている。 一方の第 2摩擦機構 1 7は、 コ一 ンスプリ ング 2 2とフリクションプレート 2 3とヮッシャ 2 4とで構 成されており、 他方の第 2摩擦機構 1 7はヮッシャ 2 5で構成されて いる。 上記 1対のサブプレ- ト 1 6は、 円周方向に間隔を隔てた複数箇所 が、 ストップピン 8と平行なスタッ ドピン 3 0 ( 1本のみ図示) によ り互いに固定されている。 スタツ ドビン 3 0は両端部がサブプレート 1 6に固定されており、 サブプレート 1 6を介して第 2摩擦機構 1 7 に圧縮力、 すなわちフランジ 3に向かう方向の力を及ぼしている。 こ の第 2摩擦機構 1 7に対する圧縮力は大きく設定されており、 第 2摩 擦機構 1 7の表面に生じる摩擦力が大きく設定されている。 [0021] 上記スタツ ドビン 3 0を通すために、 各第 2摩擦機構 1 7にはス夕 ッ ドビン 3 0に嵌合する孔が設けてあり、 又、 フランジ 3及びサイ ド プレー 卜 5、 第 1摩擦機構 1 5には、 スタツ ドビン 3 0が通過する円 周方向に長い長孔 3 1、 3 2、 3 3が設けてある。 フランジ 3の長孔 3 1の円周方向長さは、 捩り角が上記最大値よりも小さい第 1の捩り 角まで増加すると、 スタツ ドビン 3 0が長孔 3 1の縁に当接するよう に設定されている。 すなわち、 スタツ ドビン 3 0及び長孔 3 1は、 フ ランジ 3とサブプレート 5との所定角度以上の捩り動作を阻止するス トツバ機構を形成している。 上記サイ ドブレート 5の長孔 3 2の円周 方向長さは、 上記最大捩り角と上記第 1の捩り角との差に相当する角 度以上にわたって、 スタツ ドビン 3 0が長孔 3 2内を円周方向に移動 できるように設定されている。 第 1摩擦機構 1 5の長孔 3 3の円周方 向長さはサイ ドプレー ト 5の円周方向長さ以上に設定してある。 [0022] そして本考案では、 一方のサイ ドブレー ト 5の窓孔 1 2の内周縁部 に折曲部 3 5が一体に設けてある。 折曲部 3 5は窓孔 1 2の内周縁部 から他方のサイ ドプレート 5側へ軸方向に延びており、 フランジ 3の 窓孔 1 1の内周緣とスプリング機構 1 0との間を通過している。 折曲 部 3 5の先端は、 他方のサイ ドプレート 5の平坦かつ半径方向に延び る部分のフランジ 3側の面に軸方向に当接している。 [0023] この構造によると、 両サイ ドブレート 5が拿由方向に相対的に接近す ることを折曲部 3 5が防止するので、 スタッ ドピン 3 0から第 2摩擦 機構 1 7に及ぼされる圧縮力がサイ ドプレート 5を介して第 1摩擦機 構 1 5に直接的に及ぼされることを防止でき、 第 1摩擦機構 1 5の圧 綰カを第 2摩擦機構 1 7の圧縮力とは独立させて設定することができ る。 そして実際には、 第 1摩擦機構 1 5の圧縮力は小さぐ設定されて おり、 第 1摩擦機構 1 5の表面の摩擦力は小さくなつている。 [0024] 無論、 上記折曲部 3 5は窓孔 1 1と比べて円周方向に短く構成され ており、 上述の捩り動作において、 折曲部 3 5が窓孔 1 1の半径方向 の縁に圧接しないように設定されている。 [0025] 上述の構成によると、 前記捩り動作において、 捩り角度が第 1の所 定角以下の第 1段階では、 スタツ ドビン 3 0がフランジ 3の長孔 3 1 内を自由に移動できるので、 摩擦力の大きい第 2摩擦機構 1 7やサブ プレート 1 6はサイ ドブレ—ト 5に固定された状態となり、 第 1摩擦 機構 1 5の表面に滑りが生じて小ざい摩擦力が生じる。 [0026] 捩り角が第 1の所定値を越えた第 2段階では、 スタツ ドビン 3 0が 長孔 3 1の縁に係合するので、 フランジ 3とスタツ ドビン 3 0及びサ ブプレート 1 6は相対移動不能となり、 サイ ドブレート 5はフランジ 3やサブプレート 1 6に対して捩れる。 その結果、 第 2摩擦機構 1 7 の表面に滑りが生じ、 大きい摩擦力が生じる。 [0027] このように捩り行程の途中で摩擦力が変化し、 捩り特性においてヒ ステリシストルクが変化するので、 捩り領域全体にわたってトルク振 動を効果的に吸収できる。 [0028] 以上説明したように本考案によると、 第 2摩擦機構 1 7に対する圧 縮力が第 1摩擦機構 1 5に及ぼされることを防止するための手段とし て、 サイ ドブレー ト 5の折曲部 3 5を使用するので、 上記手段として 専用のピンを使用する場合に比べ、 部品点数を少なく し、 構造を簡単 化できる。 [0029] 又、祈曲部 3 5はフランジ 3のスプリング機構 1 0用の窓孔 1 1を 通過するように構成してあるので、 従来のピンを設けた場合のように、 フランジ 3や摩擦機構 1 5に専用の孔を設ける必要はなく、 従って製 造作業を簡単化できる。 [0030] 産業上の利用可能性 [0031] 上述の如く、 本考案は、 特に 2種類の摩擦機構を備えた自動車用等 のダンパーディスクにおいて、 その構造を簡単化させるために有効に 利用できる。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲 1. 出力部材であるハブフランジ (3) の両側に入力部材である 1 対の環状サイ ドブレート (5) を配置し、 サイ ドブレート (5) とフ ランジ (3) とを円周方向に連結するスプリング (11) をサイ ドプ レートとフランジの窓孔 (11、 12) に配置し、 各サイ ドプレート (5) に対してフランジ (3) と反対側に環状のサブプレート (16) を配置し、 上記窓孔よりも内周側において、 各サイ ドプレートとフラ ンジとの間に第 1の摩擦機構 (15) を配置し、 各サイ ドブレー卜と それに隣接するサブプレートとの間に第 2の摩擦機構 (17) を配置 し、 両サブプレート (16) をスタツ ドビン (30) により互いに軸 方向に固定し、 ハブフランジ (3) とサブプレート (16) との所定 角度以上の捩り動作を阻止するストツバ機構を設け、 サイ ドプレート とサブプレートの相対回転により第 2の摩擦機構に生じる摩擦力を、 サイ ドブレー卜とフランジとの相対回転により第 1の摩擦機構に生じ る摩擦力よりも大きく設定し、 一方のサイ ドブレ—ト (5) の上記窓 孔 (12) の半径方向内側の縁部に、 他方のサイ ドプレート (5) 側 へ軸方向に延びる折曲部 (35) を設け、 該折曲部 (35) をフラン ジの上記窓孔 (11) を通過させて上記他方のサイ ドプレート (5) に軸方向に当接させたことを特徵とするダンパーディスクの摩擦装置。
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同族专利:
公开号 | 公开日 US4928805A|1990-05-29| JPS63198829U|1988-12-21|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1988-12-29| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE US | 1990-03-22| REG| Reference to national code|Ref country code: DE Ref legal event code: 8642 |
优先权:
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申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
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